無肥料栽培
熊本県菊池市七城町清水地内産
2005ログ
2005.12.24(土)
今年のイチジクは画期的でしたね。
迷ったまま無肥料栽培になってしまったのですが
この無肥料栽培の凄さはすさまじいです。
もはやこれしか作りたくないという程の出来になってました。
とにかく美味い
従来の日持ちがしないという常識を越えている。
ピュアリィに置いていたイチジクが
9日過ぎても
美味い状態を維持していたという事実。
半端なものを家におきっぱなしにしていて
腐らなかったこと。
いやあ〜
自分で作っておいてびっくりですが
自然とはこうゆうものなのかもしれないです。
人の手にゆだねるのでなく
自然の状態にゆだねる。
さすがに
熟機調整は無理でしたが
これにもヒントを掴んでいます。
自然栽培のまま
流通で結果を残せるにはまだまだたいへんですが
その入り口に居る感じがしてます。
2005.09.02(金)
痛みやすいイチジクを研究してある資料を見つけました。
ここ
ベクチン分解酵素の働きのために収穫後の品質変化が著しい。
これを解決する為には
5度以下にしての保存管理が必要。
しかし実際は常温で店頭に並べられる。
痛みが激しいのもしかたない。
ならば
肉などと同様に冷蔵による店頭販売が必要と考えます。
せめて15度以下での管理下でできないかなあ・・・
2005.8.30(火)
無肥料無農薬で通してきたんですが
どうしても完熟させるのに無理があります。
今まではごま油による熟期促進をやっていたんですが
ムラがあり出荷と作業の支障をよぎなくされていました。
苦渋の決断で微量の植物ホルモンを使わざるを得ないです。
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(実は植物ホルモンには定義はありません。動物ホルモンの定義を植物に置き換えているようです。
ちなみに環境ホルモンはマスコミの付けた俗称で内分泌攪乱化学物質のことであります。
ホルモンとは「刺激素」という意味のギリシャ語で,植物ホルモンでは「植物体の中で生産され,
微量で何らかの生長に影響をおよぼすもの」といった感じでしょうか。
(ちなみに動物ホルモンの定義は
1)特定の器官で生産される,2)これが血液によって運ばれ,微量で生理作用を示す,3)作用する特的の器官を持つ,である)
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使うのはエスレル
天然の植物ホルモン「エチレン」の作用をそのまま現わすホルモン剤ですから
収穫物の品質は本質的に何ら変化することはありません
散布後1〜2日以内に植物体内において、ほとんどが分解してエチレンを発生し作用を発揮します。 |
したがって、作物中のエスレル残留量は急激に低下し数日後にはほぼ消失します。 また、連年使用しても果樹にはほとんど悪影響をおよぼさないことが長年の試験で確認されています。 |
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エチレン
100年ほど前まで,照明はガス灯が使われ,
ガス灯の近くの街路樹が早く落葉するなどの現象から,
エチレンは発見されました。
しかし,エチレンは気体であることから,植物体内から単離されたのは,定量技術が進んだ1960年代になってからです。
作用として,発芽,開花,果実の成熟,落葉などの脱離,老化の促進と細胞分裂阻害,伸長成長阻害(一部の植物では成長促進)があります。
農業上の利用は,エチレンが気体であり扱いにくいので,分解してエチレンとなるエテホン(商品名エスレル)が利用されています。
果実の熟期促進(エスレル)ナシ、オウトウ、カキ、トマト
開花抑制(エスレル)キク
倒伏軽減(エスレル)トウモロコシ、麦類
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1000倍〜1500倍に水で希釈した液体を
霧吹きで花弁に軽く吹きかけるだけです。
これで4〜10日で熟してきます。
2005.8.28(日)
肥料を全く入れてないんですが
見事に育ってくれてます。
イチジクの本来の力を信じて軽く手入れをしてきただけなんですが
自然の力の凄さをものすごく感じます。
合間から熟してきているイチジク達
いいかんじですね。
2005.5.23(月)
だんだん成長してきています。
だけど
ここには昨年2月植えたときに根を張らせる為に有機化学肥料を
わずかに使っただけで
それ以来無農薬無肥料です。
このやり方だと
成長が遅い気がします。
今じっくりと根を成長させていってくれているんだと思います。
このまま無農薬無肥料で
しっかりと成長してくれるならば
どこに出しても自慢出来る物になると信じています。
出荷は7月後半
完熟の朝取りでメロンドームに出すつもりです。
網を張ってるのは害虫防止です。
昨年カミキリムシにやられたのと、鳥に食べられたので
今回はしっかりとやってます。
2005.4.29
今年もイチジクが動き出しました。
今年からは無農薬で無肥料で育てていきます。
今までは木を育てるという気持ちでしたが
これからは木が持つ自信の力にまかせて
それを
私が手助けするだけという形にします。
だから
できてくるイチジクも
自然の力と木の持つ力と土の力との組み合わせで
出来た物になります。
本当に自然の力に任せた
本来のイチジクのうまみをつくりだしてくれればいいのですが・・・
2004のログ