2005.6.11(土)

  

苗も出来たし
もう少し大きくなってきたら田植えが出来ます。

それまでに従来の方法には肥料を蒔き
トラクターで鋤き込んでおきます。


今年の従来方にはこれを使います。
他は何も入れません。
 

農協の指導では4種類の化学肥料を入れるようになってます。
(入れすぎだって!)→私の感情がぴくぴくしながら書かせました。

でも
近所の年寄りに話をすると
肥料を入れなきゃ出来るわけないよ・・と言われる。

それだけ大変な思いするんだったら
4〜5倍くらいの値段取らなきゃ合わないよ・・って

肥料入れれば簡単じゃないかってことですよ。
すっかり
近代農業でしか作物が出来ないと思っている。

ほとんどの人がそう思っているみたい。


そう言う自分も
ついこの前まで同じように思っていたんだもの
しかたないよね。



でも
言われたのが

無農薬無肥料でやっていくんだったら
回りの環境に気をつけろって。

回りが近代農業であたりまえなんだから
その環境を壊すような事やったらできなくなるぞって。

うん

そう思う


さすが年寄り


言うに
「朱に交われば赤くなれ」ってことなんだろうけど

その言葉に

どこか
「頑張れ」って聞こえるような気がした。


何事も挑戦よね



年寄り夫婦は笑いながら言ってくれたのは嬉しい。




2005.5.23(月)
本日種まき。

 

種をまき、上から土をかぶせます。

 
従来の方法と無肥料無農薬に分けて種まきしました。

苗箱を苗床に並べ、上から布織布をかぶせます。
これは芽だしするためと、カラスなどから守る為です。
カラスなんて並べてる最中から目ざとく近くに飛んできていたんですよね。
今回は特に
農薬消毒していない種があるので
気をつけないといけないかもです。

鳥もよくわかっているらしく
自分に害のあるものには近づかないんですよね。






土とかかわりあって
土の大切な力を無視したやり方には疑問を持ってしまったのだけど

いざ
その場になって今までのやり方を否定するべきでもないとも思うのです。

しかし
やはり方向は無農薬無肥料での自然の力にまかせるのがいいと感じています。

まだまだ届かない究極の食材。


頑張って少しでも近づけたらと思います。




2005.5.21(土)

かなり後悔しています。

2種類の米を作るというのは間違いだったかもしれないんです。

やはり全て無農薬の無肥料に変えるべきではなかったか・・・・



その理由は

種の消毒です。

今までのお客に対しての対応として
不本意ながらも無農薬無肥料以外は
従来のやりかたでやったのですが

消毒液に24時間浸したあとに取り出すと
その異常なまでの農薬のにおいの酷さ。

今まではあまり気になっていなかったのだけど
頭は痛くなるし
なんだかめまいまでしそうなほどの異臭。


「これって食い物だよな・・・」

思わず頭によぎったのです。




実際に農薬はこの時しか使わないのだけど
これでも

大丈夫?って・・・・・



しかし
土が無農薬無肥料に慣れてないのに
全てそれでやったら
収穫がどうなるかわからないというリスクがあり

今後の経営にも影響がある。


今年は本当にぎりぎりの選択でした。





本音は
全て無農薬の無肥料


しかし・・・・









そう考えると

農協の生産者に強いる事はいったいどういう事?


七城米はかなり有名になり
高値で売れるのですが
農協で売りさばく物に対しては
農協の決めただけの肥料を使わないといけないのです。

そうしないと農協は買い入れてくれません。

そんな馬鹿な!!!


そう思って
私は自分自身で売りさばく方を選びました。

そして
毎年土の具合を見ながら肥料をどれだけにするか決めていたのです。

余計な肥料は必要ない

そう思っていました。


さらに

生育途中の害虫よけに農薬もいっさいやりませんでした。


それで十分だったのに
何故にその数倍の肥料を入れなくてはいけないの?

なにやら
アメリカのBSE対策と政治カラミの貿易対策をそのまま見てるよう・・・・



消費者はどこかに置いて行かれてる・・・・・









いずれにせよ
もうあとに戻れないんです。


お願いだから
無農薬の無肥料の米で
なんとか採算とれるようになってもらいたい。


これは
消費者の事を考えれば

もっと

もっと願わざるをえない・・・・



全て

全て無農薬の無肥料


これで
米は作りたい。

いや


作る物全てをそうしたい。





2005.5.20(金)

今年は2種類の米を作ります。

ひとつは今までの米。
これはすでに客がついていて
変えることが出来ないと思えるからです。

もうひとつは
完全に無農薬無肥料での米





それで今日種の消毒をやりました。
これだけはやらないとダメだと親父が言っていたので
そのやりかた。
ここでは消毒薬を使います。

これは農協の指定なのでまずほとんど使われていると思います。

薄めた液に24時間浸します。



さて

問題の無農薬

これにはお湯での消毒です。





温度が見えないのが残念ですが

約58度

うちには竈(かまど)があるので

そこで下から火を燃やしてだいたい60度で6分

その前に湯沸かし器で55度のお湯に一回浸して
そのあとに60度に浸します。
(水温の変化とばらつきがでないようにとの配慮です)

ばらつきの変化がないように
温度管理にはとても気を使います。



家の前の井出(わき水)に浸して冷やし
そのまま24時間

これで完了。

あとは種まきを待つのみ。


なお
苗用の土も2種類です。

無農薬無肥料のは
田から土を持ってきて振るい使います。
田に使う物は田から。





我が家の田の土は真土(まつち)で
粘土質が強いんです。
乾いていると固まりができて石がたくさん入って居るみたいな
扱いにくい土です。
でも
これが美味い米を作ってくれるのだと思っています。



今までは
振るった赤土を買ってきていました。
扱いにくいんでそうしていたんですね。

今年も従来の作り方は赤土です。




2005.5.5

いろいろ悩みましたが

米も無農薬無肥料に順次変えていきます。

これこそ
究極のものだと思います。




2005.3.19(土)

無農薬野菜を更新しました。

畑の野菜類についてはいうことないのですが
いざ米についてはどうなんだろう?

実は悩みました。
今までのやりかたでおいしいと言って買って下さってた方々います。
それも最高の言葉をいただいています。

おいしい

体にいいもの
との区別が必要かと考えました。

米は今までのやり方を踏襲するつもりです。

なんせ全く無農薬で米は出来ないと思われるので・・
それでも
使うのは苗作るときと田植えの時にわずかだけなんですけど。
それ以外は全く使わないので。


あ、それから今年の米は2反分増えます。
8表/反出来たなら16表は売ることが出来ます。

しかし
話したらすぐになくなるんだろうなあ・・・・


2005.3.11(金)

えっと
今帰りました。

横浜の友人のところにいき

そこを基点に今回の目的である
農業の研修に行ってきました。

あまりに衝撃的な内容に
自分自身時間をかけて飲み込む必要があります。

ちょっとまってて。

誤解されないようにみなさんには公開していきます。

そこで
感覚的に吸収したことは
この↑で紹介しているHPの
方向性がとても似ていること。

本質に迫った方向に行っている。
そんなベクトルを受け取っている自分がいるということ。



その事をどう表現していいのか
落ち着いて
出さないといけない気がしてます。




2005.3.8
無農薬について勉強してきます。

ここ



生産から食べるまで
今年も予約が入ってまして、もういっぱいかも・・・
あとは出来具合で調整するくらいではないかと思います。
ほしがってる人が多すぎるんですけど
上手くみなさんに食べていただけたらと思います。

とにかく
旨い米なんですから。

自慢話し(笑)



ここで報告しますが
私は米ばかりでなく
イチジクに挑戦しています。

これは
リンクにあるメロンドームで販売しています。
今年も
7月くらいから出荷となっていくとおもいます。

今後は
別に報告をしていきたいと思っています。

2004のログ
2003のログ

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